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2011.10.26

ためになる歯科の話~睡眠中の歯ぎしり

こんにちは歯科医師の宗正佑介です。
歯と睡眠には関わりがあります。

みなさんは、朝起きるとあごに疲労感や不快感があったりしてませんか?
また、人からよく寝ている時に歯ぎしりしていたよと言われたりしませんか?
また、歯のかぶせ物がよく取れる。 そういう方は、要注意です。

ブ ラキシズムという異常な習癖を病的に起こしている可能性があります。
ブラキシズムとは、上下の歯をすり合わせて音を出すグラインディング(歯ぎしり)、
音 は出さないが歯を強くかみしめるクレンチング、上下の歯をカチカチと小刻みに接触させるタッピングなどの運動障害のことを言います。
緊 張のあまり歯をかみしめるなどは昼間でも起きますが、ブラキシズムは主に睡眠中に生じます。
健康な人でも睡眠中には歯ぎしりやかみしめを一晩に15分前後 行ってると言います。
それが長時間に及び過度になってくると、病的なブラキシズムとなり、口の中のみならず、歯、顎の骨、筋肉、顎の関節などに様々な問題 が起こります。
歯が折れる、割れるの他、口が開かない、顎が痛いなどの顎関節症はその代表例です。
他にも歯周病の悪化、知覚過敏、頭痛、首や肩こり、腰痛、眩暈(めまい)、耳鳴りなど様々な症状の原因となるため注意が必要です。

質の良い睡眠を得るためにも歯のためにも、ブラキシズムの兆候や症状がある方、または少しでも気になる方はご気軽にご質問ください。