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2016.01.07

定期検診のすすめ

こんにちは。
歯科医師の野崎です。

2016年も早くも1週間が過ぎました。
今年も明確な目的目標に向かって一日一日を完結していけるよう努めていきます。

今回の話は「歯周病」

TVCMでも最近よく目にするようになってきたこの言葉。
簡単に言うと口の中に汚れが溜まったままになり、歯を支えている骨が溶けていく病気
問題なのは自覚症状が現れる頃にはかなり症状は進行してしまっているということ。

歯を失う主な原因はご存知でしょうか。

歯周病  41.8%
虫歯   32.4%
破折   11.4%
矯正    1.2%
その他  12.6%

歯周病と虫歯はどちらも歯垢が原因の感染症。
となると7~8割の抜歯の原因が、歯垢の取り残しということになります。

自分はまだまだ若いし元気だし何も問題ない。

果たしてそうでしょうか。

歯周病はすでに、15~24歳で20%中高年で50%の方がかかっています。
65歳以降になると歯周病によって歯を失う割合が高くなってきます。

なので今自覚症状のないうちに定期検診を受け、ご自身のブラッシングでは落としきれない部分の汚れをプロの手で落とすことは、10年後、20年後の自分の歯の数を左右し、食生活や幸福感に大いに影響してきます。

また、経年的な変化を観察する上でも早いうちにかかりつけ医を見つけておくことは、重要なことと言えます。